2020年02月22日

関西学院大学博物館 平常展
「プチ再現・愛新覚羅家の人びと
ー相依為命(あいよっていのちをなす)ー」
3月21日(土)まで

母校関西学院大学の博物館は、学院創立125周年を記念して同学のシンボルとも言うべき時計台(旧図書館)を改装して開館されました。今年で5年目を迎えます。

今回開催の特集陳列では、開館以来もっとも来館者の多かった2015年春学期の展覧会「愛新覚羅家の人びと −相依為命−」が一部再現されています。




※関西学院大学博物館の許可を得てHPより転載


詳しくは
http://museum.kwansei.ac.jp/exhibition/exhibition02/


美しいキャンパスを散策がてら、ぜひお立ち寄りくださいませ。

会 期
2020年1月6日(月)〜2020年3月21日(土)

会 場
関西学院大学博物館(時計台2階展示室)

休館日
日曜日・祝日、2月1日(土)〜7日(金)

入館料
無料
posted by noriko-motooka at 16:00| コラム

2019年11月02日

2019年11月2日
『マイ・ストーリー』(ミシェル・オバマ著・集英社)
時事通信社より書評配信

『マイ・ストーリー』(ミシェル・オバマ著 長尾莉紗 新発田さとみ訳 集英社)の書評を時事通信社から配信しました。全国地方紙の書評欄をご覧ください。
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アフリカ系アメリカ人で初のファーストレディとしてホワイトハウスの住人になったミシェル・オバマの力強いメッセージに満ちた回想録です。世界で1000万部を突破したのは、人種や性の壁を乗り越え、キャリアを積み、妻として、二児の母として懸命に生きる姿が支持されたからでしょう。
 
米国南部のプランテーションの奴隷労働者を祖先に持つ彼女はシカゴの貧しい地区で育った。ブルーカラーの労働者の父と専業主婦の母からたっぷりと愛情を注がれ、努力と才能でプリンストン大学、ハーバード大学法科大学院へと進み、勤め先の弁護士事務所でインターンとして現れたバラク・オバマと結ばれます。
読書家で高い理想を追い求める楽観主義者のオバマの魅力的な実像が語られ、ホワイトハウスという特別な住居を伝える臨場感あるリポートとしても興味深い内容です。

「自分が心から信じ、心から感じることだけを口にする」と語るミシェルは党大会でヒラリー・クリントンへの応援演説を行います。
「私が訴えたかったもの、それは尊厳だった。私たちは国として、それを手放してはならない。それは何世代にもわたって我が家を支えてきた中核である。私たち家族はいつだって、尊厳によるあらゆることを乗越えてきた。尊厳とは常に選択だ。そして、その選択は必ずしも簡単ではない。けれど私が尊敬する人々は、人生の中で日々繰り返し、その選択を続けてきた。」(本書より)
 
『回顧録は成功物語で終わらない。移民や有色人種を敵対視する言動がこともあろうか大統領から発信され、米国ばかりか世界の分断が深刻の度を増すなか、逆境を跳ね返し成長しようという「BECOMING」(原題)の精神をしっかりと受け止めたい。』(配信記事本文より抜粋)
posted by noriko-motooka at 10:51| コラム

2019年01月26日

1月31日(木)東京中央ロータリークラブ
2月5日(火)調布市市民会館
大河朗読講演『流転の子 最後の皇女・愛新覚羅嫮生』開催

1月と2月に大河朗読講演『流転の子 最後の皇女・愛新覚羅嫮生』開催します。
講演終了後にはサイン会を行います。サイン会にご参加頂いた皆様にもれなく愛新覚羅家ゆかりの「絆の朝顔の種」を著者よりプレゼントさせて頂きます。

■東京中央ロータリークラブ第1519回例会
1月31日(木)12時30分より、帝国ホテル(光の間)において卓話をさせて頂きます。参加は当会員のみとなっております。ロータリアンの皆様のご参加をお待ちしております。
詳しくはこちら
http://www.tokyochuo-rotary.org/

■2月5日(火) 午後2時~4時(開場1時30分)より
調布市文化会館たづくり8階映像シアターで、大河朗読講演『流転の子 最後の皇女・愛新覚羅嫮生』開催します。
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参加人数:当日先着100名(無料)です。
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※クリックで詳細が開きます

講演終了後のサイン会では、愛新覚羅家ゆかりの「絆の朝顔の種」を著者よりプレゼントさせて頂きます。
寒さ厳しい時期ですが、会場でお待ちしています。

●「樟まつりについての詳しくはこちら」
https://www.lib.city.chofu.tokyo.jp/contents?5&pid=3738
■会場
調布市文化会館たづくり8階映像シアター
最寄駅 京王線調布駅から徒歩4分 

●お問い合わせ
〒182-0026 東京都調布市小島町2-33-1 
調布市立図書館 読書推進室(たづくり10F)
042-441-6328
posted by noriko-motooka at 17:40| コラム

2018年12月30日

大河朗読講演『流転の子 最後の皇女・愛新覚羅嫮生』セシオン杉並大ホール/BS TBS大型新報道番組『1930』出演報告

30日余りにわたり開かれた『愛新覚羅浩展』― ラストエンペラーの実弟に嫁いだ日本人女性の愛と苦悩 ―(杉並区立郷土博物館)が終了し、6000人を超える方々が会場に足を運んで下さいました。

■BS TBS大型新報道番組『1930』が放送され、大きな反響を頂きました。

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『愛新覚羅浩展』―ラストエンペラーの実弟に嫁いだ日本人女性―

関連して開かれた大河朗読講演『流転の子 最後の皇女・愛新覚羅嫮生―語り継ぐ歴史』(セシオン杉並大ホール)も盛会のうちに無事終わらせることが出来、ほっとしています。

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1時間半の大河朗読講演


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前半は激動の日中の歴史と愛新覚羅溥傑一族の軌跡


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後半は拙著『流転の子』のハイライトシーンの朗読を迫力の音響と共に語ります。


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会場にお越しいただいた皆様、応援頂いた皆様には心から感謝しています。


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有難うございました。心より。


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講演後のサイン会にも多くの皆様がご参加下さり、
愛新覚羅家ゆかりの「絆の朝顔の種」をお配りしました。



有難うございました。感謝を込めて。      
posted by noriko-motooka at 15:56| コラム

2018年11月19日

11月 23日(金)BS TBS大型報道番組『1930』に出演/
24日(土)『ラストエンペラー』上映会 セシオン杉並大ホール

杉並区立郷土博物館で開かれ、連日多くの観覧者が詰めかけている『愛新覚羅浩展』―ラストエンペラーの実弟に嫁いだ日本人女性の愛と苦悩― が11月 23日(金)BS TBSの大型報道番組『1930』で取り上げられます。

私も出演します。
平日ゴールデンタイム19時30分~20時54分までの一時間半にわたる生放送です。
番組情報はこちら
http://www.bs-tbs.co.jp/houdou1930/

■番組後半の<文化情報部>という枠での出演です。
20時30分ごろから45分ごろまで時間帯に放送予定です。

特別展では日本と中国、激動の歴史を生きた愛新覚羅溥傑一族の歴史を伝える資料約百点が展示されています。番組では展示品の解説を含めた私のインタビューが放送されます。

■特別展については詳しくは
http://www.city.suginami.tokyo.jp/event/kyouikuiinnkai/kyodohakubutsukan/1043855.html







関連イベントとして
■11月24日(土)には清朝最後の皇帝愛新覚羅溥儀の数奇な人生を描いた映画『ラストエンペラー』がセシオン杉並大ホールで上映されます。
詳しくは
http://www.city.suginami.tokyo.jp/event/kyouikuiinnkai/kyodohakubutsukan/1043855.html

お問合せ先
杉並区立郷土博物館
〒168-0061 杉並区大宮1‐20‐8
TEL 03-3317-0841 
posted by noriko-motooka at 00:00| コラム

2018年10月21日

11月4日(日)大河朗読講演
『流転の子 最後の皇女・愛新覚羅嫮生』
セシオン杉並大ホールで開催 先着500名無料/
『愛新覚羅浩展』始まる

展覧会と大河朗読講演のお知らせです。
■『愛新覚羅浩展』―ラストエンペラーの実弟に嫁いだ日本人女性の愛と苦悩―
が杉並区立郷土博物館で開かれます。期間は10月27日(土)〜12月2日(日)。

関連イベントとして
■11月4日(日)には秘蔵写真など貴重な資料で綴る大河朗読講演『流転の子 最後の皇女・愛新覚羅嫮生―語り継ぐ歴史』をセシオン杉並大ホールで行います。

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日時:11月4日(日)午後2時〜4時
講師::本岡典子(ノンフィクション作家)
会場:セシオン杉並ホール(杉並区梅里1-22-32)
アクセス:東京メトロ丸ノ内線「東高円寺」下車徒歩5分
入場料:無料
定員:500名(先着順)

予約不要 当日会場にお越しください。

皇弟溥傑と嵯峨侯爵家の令嬢嵯峨浩の二女として生を享け、わずか5歳で動乱の大陸を流転した愛新覚羅嫮生。日本と中国、激動の歴史に引き裂かれてもなお愛を貫いた一族の真実の物語。著者によるスペクタクル朗読講演です。

ご来場を心よりお待ちしております。

講演会の詳細は
http://www.city.suginami.tokyo.jp/event/kyouikuiinnkai/kyodohakubutsukan/1044635.html

■『愛新覚羅浩展』
本展では、政略結婚を前にして、浩が不安と覚悟などの入り混じった真情を吐露した書簡を初公開します。あわせて、婚礼装束や愛新覚羅家に関する資料を展示し、時代の荒波に翻弄されながらも、戦中戦後の苦難を生き抜いた「愛新覚羅浩」の生涯を、日中平和友好条約締結40周年という節目の年にたどります。


本展の詳細は
http://www.city.suginami.tokyo.jp/event/kyouikuiinnkai/kyodohakubutsukan/1043855.html

お問合せ先
杉並区立郷土博物館
〒168-0061 杉並区大宮1‐20‐8
TEL 03-3317-0841
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2018年06月27日

7月1日(日)関西学院大学【K.G. Tokyoフェスタ2018】開催 グランドプリンスホテル新高輪「飛天」

母校関西学院大学同窓会東京支部の祭典、K.G. Tokyoフェスタが2018年 7月 1日(日)グランドプリンスホテル新高輪「飛天の間」(11時~15時)で開催されます。

「K.G.スピリット!集まれ」をスローガンに、関西学院大学のキャンパスで過ごした青春の記憶を共有する若手世代と先輩たちが一堂に会し、夏のひと時を楽しみます。

私は<2部>の座談会に登壇します。
第2部 座談会
(テーマ)「”K.G.スピリット” 各界で活躍する同窓生から未来への提言」です。

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それぞれの世界でキャリアを積む4人の登壇者が、学生時代、関学で学んだこと、得たこと、関学が今の人生や仕事にどう影響を与えたか。さらに関西学院の未来への提言を語ります。

登壇者は
井谷善恵 東京藝術大学グローバルサポートセンター特任教授(79年文)
堀古英司 NYホリコ・キャピタル・マネジメントLCC最高運用責任者(88年経)
松本克己 日本フィルハーモニー交響楽団 ヴァイオリニスト(77年理)
本岡典子 ノンフィクション作家・元ニュースキャスター(78年社)
の4人です。
宍戸博昭 [座談会ファシリテーター]
               共同通信記者・NHKBS NFL解説者

第3部 交流会 音楽:弦楽四重奏(関西学院交響楽団OB弦楽四重奏団)
美味しい食事と飲み物片手に、昔懐かしい同窓の方々との語らいを楽しんで
頂きます。      

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

詳細は関西学院同窓会東京支部ホームページ(下記URL)から
http://www.kg-tokyo.com/blog/

K.G.Tokyoフェスタ2018のご案内
http://r31.smp.ne.jp/file/7btYeiH7ci0DfDYzEEf3XV8f/2018festa
posted by noriko-motooka at 00:00| コラム

2018年03月18日

3月6日発売『歴史群像』(4月号/学研)
「海兵六十八期」日米戦で最も戦死率の高かった悲劇のクラス

広島県呉市の江田島にある海軍兵学校はイギリス王立海軍兵学校(ダートーマス)、アメリカ合衆国海軍兵学校(アナポリス)とともに世界三大兵学校と呼ばれていた名門校でした。
昭和二十年(一九四五)の敗戦により大日本帝国海軍が消滅するまで七六年に亘り、多くの海軍士官(将校・少尉以上の職業軍人)を輩出したエリート養成学校です。

今回の掲載は太平洋戦争勃発の一年前に卒業し、開戦時には最前線に立った六十八期のドキュメントです。




激動の時代に生まれ、日中戦争のさ中に海軍兵学校を卒業。日米戦においては中核となって戦った六十八期は、戦日米戦時、兵学校の歴史の中で最も高い戦死率で、「悲劇のクラス」と言われています。六十八期のそれぞれの戦いと、背負った人生、残された者たちの物語を描きました。

終戦時、六十八期の戦死率は兵学校史上最も高く、水上艦五〇・四パーセント。潜水艦八〇パーセント、航空機七八・三パーセント。悲劇的な最期でしたが、彼らは掛け替えのない青春の時期を江田島の海軍兵学校で過ごし、濃密な青春の時期を希望と自負をもって生きました。

彼らは海兵最後の平時教育を受けたクラスでした。英国から英語教師を召喚し英語を学び、第二外国語は独・仏・中国・露を選択して習得。フランス式のテーブルマナーを学び、乗馬をし、学内で自由に自動車に乗り、「世界に通じる船乗りたれ」「軍人である前に紳士たれ」という英国風の紳士教育を受けたのです。

今回の掲載では、五人の生徒の鮮烈な短い生涯を追いました。

■本岡貞久少佐
殊勲の「伊一六五潜」「伊二十一潜」の士官として「マレー沖海戦」「キスカ奇跡の撤退作戦」などで活躍しましたが、日本海軍潜水艦戦の悲劇を体現していきます。




■鴛淵孝少佐 「零戦」「紫電改」を操り、海軍パイロットの至宝と言われましたが、終戦の三週間前、米艦載機約500機と死闘の末、未帰還となりました。




他に
■広尾彰大尉 
緒戦で真珠湾特別攻撃隊に選ばれ、クラス最初の戦死者となり、「九軍神」の一人として祀られます。

■酒巻和男少尉 
同じく真珠湾特別攻撃隊に選ばれながら、特殊潜航艇の不具合から座礁し、捕虜第一号となり、苦難の人生が始まります。山崎豊子の遺作『約束の海』の未完の第二部のモデルでもありました。

■山岸計夫大尉
クラスヘッドで六十八期の精神的支柱。将来軍を背負って立つことを嘱望されていたが、ベララベラ夜戦で艦と運命を共にしました。

この五人を中心に、五年に亘る取材を基に描いた海軍青年士官たちの魂に迫るノンフィクション。残された者たちの今に続く物語です。
posted by noriko-motooka at 11:26| コラム

2017年11月25日

嵯峨浩未公開書簡
「政略結婚」に揺れる浩 決意と覚悟
読売新聞/『週刊新潮』掲載

「流転の王妃」と呼ばれた嵯峨浩の未公開書簡が記事になりました。

関東軍が仕組んだ満州帝国皇帝溥儀の実弟溥傑との「政略結婚」に揺れる侯爵家令嬢嵯峨浩の未公開書簡21通と写真3枚がオークションに出展されることを受けたものです。

11月17日と22日に読売新聞社会面と『週刊新潮』に、私のインタビューも掲載されています。


読売新聞 社会面 11月17日掲載



『週刊新潮』11月22日発売/11月30日号


浩さんは特権階級の女性でしたが、激動の日中の歴史の中で、想像を絶する苦難の時代を生き抜いた女性です。

敗戦後は国共内戦下の大陸を家族離散、中国民衆の罵倒に耐え、密告、裏切り、病魔、一族の死に遭遇しながら、娘愛新覚羅さんとアヘンに侵された皇后(帝后)を護り、凄惨を極めた逃避行の末、本国への奇跡の生還を果たしました。戦後は大陸での別離から16年後、まだ国交が開かれていなかった中国に渡り、日中の懸け橋として自らのなすべき責任を果たしつつ、夫溥傑の深い愛に包まれ生涯を閉じました。

「とうとうあきらめて私は死んだつもりで国の為に結婚しなければならなくなりました」。婚約発表までの手紙は、揺れる内面を吐露した数少ない書簡です。

「御国の為になることなら私はどうなろうと、満足でございます」。婚約発表の当日、昭和12年2月9日に出された手紙からは、運命を受け入れる覚悟と決意。今後想像される波乱の人生を自らの意思で生き抜こうとする強い信念が感じられ、初めてこの手紙を読んだ私にとっても感慨深いものでした。

浩さんの流転の生涯を思うとき、どんな困難があろうと、誇りをもって光に向かって歩き続けた女性のひそかな真情を伝えるこの手紙が、今後、願わくば、心ある人のもとで保護され、大切にされますことを愛娘である福永(旧愛新覚羅)嫮生様と共に祈ります。
posted by noriko-motooka at 15:27| コラム

2017年09月10日

特別企画「100年ライフ」
月刊『潮』10月号(9月5日発売/潮出版社)

今月18日の「敬老の日」にあやかった特別企画です。
6ページに亘って「100年ライフ」の針路について語ります。


拙著『100歳夫婦力!二人で始めるピンピン・キラリ』(中央公論新社刊)出版から1年半になりますが、まさしく「時代はアラハン!」です。

百寿者の人口は2016年6万5692人になり、半世紀で400倍になりました。日本はかつてない超長寿社会を迎えています。


今回の企画では
●健康なアラハン夫婦に共通するのは、誠実な人柄と壮年期の「転婚」の成功していること。
●最新医学や疫学から、夫婦関係や妻の健康、夫の家庭内自立度などが、互いの寿命に大きく影響していることなど、詳しく語ります。
posted by noriko-motooka at 14:44| コラム