2024年02月09日

『週刊現代』グラビア
「愛新覚羅浩―日本と中国を結んだ流転の王妃―」掲載
 2024年2月9日(金)発売(2月17日号 ) 講談社

 2月9日(金)発売の『週刊現代』のグラビアに「愛新覚羅浩―日本と中国を結んだ流転の王妃―」と題する貴重な歴史的写真が一挙8ページに亘り掲載されています。未公開写真も含め、極めて貴重なものです。(2月17日号講談社)。

240212_1.jpeg

 今年に入ってまもなく、『週刊現代』編集部から「戦争という大きな渦に巻き込まれ、我々には想像できない体験をされた愛新覚羅浩さんの生涯にスポットを当て、写真と共に振り返りながら、戦争を二度と起こさないということを伝えていく記事にしたいと思っております」という私への取材依頼があり、インタビューを受ける共に、歴史写真など資料の全面的な協力をしました。

 天皇家と縁戚にある日本の侯爵家令嬢として生を享け、「ラストエンペラー」愛新覚羅溥儀の実弟である溥傑と軍部の強い意向で政略結婚させられた愛新覚羅浩(嵯峨浩)でしたが、二人は終生分かちがたい愛情で結ばれていました。

 結婚し、わずか5歳の二女嫮生の手を引いて、動乱の大陸をさすらい、命からがら引き揚げてくるも―。

240212_2.jpeg

 これまで公表されていなかった写真も含め、皇帝一族となった浩の盛装、平安時代から伝わる伝統的な婚礼装束、新婚時代の溥傑と浩の初々しい姿―。

240212_3.jpeg

 満州崩壊、敗戦で中国と日本に離れ離れになった浩が溥傑と16年ぶりに再会するため、羽田空港を飛び立つ姿。中国での周恩来首相と溥儀ら一族との写真など貴重な写真の数々です。

 激動の日中間を生きた女性の生涯を『週刊現代』グラビアでぜひご覧ください。


流転の子
『流転の子 最後の皇女・愛新覚羅嫮生』
定価 2,310円(税込)/中央公論新社/2011年8月刊


posted by noriko-motooka at 00:00| コラム

2023年11月12日

2023年11月上旬
『焼き芋とドーナッツ』(KADOKAWA)湯澤規子著
時事通信社より書評配信。

カーリング女子日本代表の選手の「もぐもぐタイム」がアスリートの絆を見せてくれたように、女性たちを結びつける焼き芋、ドーナツなど「おやつ」に象徴される日常茶飯に歴史地理学者の著者は着目します。歴史学が見過ごしてきた生活空間で「わたし」を模索した女性たちの人生、奇跡の連鎖を追う人間交流史です。
『焼き芋とドーナッツー日米シスターフッド交流秘史』(KADOKAWA)湯澤規子著
11月〜全国地方紙の書評欄をご覧ください。

231112.jpg

津田塾大学創立者の津田梅子は6歳から米国に11年間留学して帰国した際、女性の社会的地位があまりにも低い日本の現実に戸惑を覚えます。留学仲間で日本人女性初の学士号を得た山川捨松の寄宿先の娘で英語教師として来日したアリス・ベーコンの共感を得た梅子は1889(明治22)年、24歳で再び渡米してウッズホール海洋生物学研究所に学ぶことになります。「良妻賢母」の価値観に縛られた祖国とは異なり、そこには科学分野に挑む多くの同性の仲間がいた―。
本書が世紀を超えてよみがえらせた女性たちの勇姿は、今なおジェンダーギャップを抱える私たちの日常を激しく揺さぶります。
posted by noriko-motooka at 19:45| コラム

2023年03月10日

2023年3月10日 
『香川にモスクができるまで』(晶文社)岡内大三著
時事通信社より書評配信。

『香川にモスクができるまで』(晶文社)岡内大三著
3月〜全国地方紙の書評欄をご覧ください。

20230309.jpg

 米国の「9・11」同時多発テロやIS(イスラム国)などの残虐行為により、イスラム教徒が「怖い」「非文明的」などと偏見にさらされている。在日ムスリムの状況はどうなのか。筆者は香川県のインドネシア人たちの「モスク建立計画」を耳にし、現地に向かう。
 「よう来てくれました。私フィカルね。いまからモスクの打ち合わせするけんね」。流ちょうな讃岐弁で出迎えた中心人物で溶接作業員の飾らぬ人柄にひかれ、半ば伴走しながら取材が進みます。
(中略)イスラム理解にとどまらず、少子高齢化でますます労働力を外国人に依存しながら、疎外や孤立、欠落感を生んでいる日本社会の脆弱さをも浮き彫りにする。
(配信記事本文より抜粋)
圧倒的なコミュニティーの力と互助システムでモスク建立の夢を成就させた「奇跡」の物語です。
posted by noriko-motooka at 00:00| コラム

2023年01月01日

2023年 新春のご挨拶


230111_1.png

南アフリカ クルーガー国立公園(世界有数の鳥獣保護区)



 謹んで新春のご挨拶を申し上げます。  
    
 遥かな苦しい作業も漸く終わりが見えてきました。戦禍収まらぬ時代に、「祈り」と「救済」を込めた作品に仕上げるまで、まだもう少し時間が必要です。長期にわたる取材にご協力頂きました皆様には、完成までお見守り下さいますようにお願い致します。遠くの大切な人の平安を願い、全てのいのちに深い敬意を込めて―。
 皆様にとって新しい年が良い年になりますよう、お祈り申し上げます。
2023年 元旦   
本岡 典子   
posted by noriko-motooka at 16:39| コラム

2022年10月02日

杉並区立郷土博物館
特別展 『激動の昭和戦前史展』「愛新覚羅溥傑と嵯峨浩」ほか政略結婚への吐露した書簡など展示

2018年秋、杉並区郷土博物館で特別展『愛新覚羅浩展』― ラストエンペラーの実弟に嫁いだ日本人女性の愛と苦悩 ―が開かれ、6000人を超える方々が会場に足を運んで下さいました。
あれから四年。今回は杉並区の区制施行90周年を記念して、特別展『杉並激動の昭和戦前史展』が開催されています。内容は杉並ゆかりの三人にまつわる歴史展示です。

「2.26事件と渡邉錠太郎」「荻外荘と近衞文麿」「愛新覚羅溥傑と嵯峨浩」に関連する資料の展示を通して、杉並区の激動の昭和戦前史を辿ります。

満州国皇帝溥儀の実弟溥傑に嫁ぐことが決まった侯爵家令嬢嵯峨浩。当時、祖父に当たる嵯峨公勝侯爵は杉並区大宮に邸宅(現郷土博物館敷地を含む)を持っていました。ここから、浩は結婚式場へ向かいました。
おすべらかしに紅色の袿(うちぎ)、緋(ひ)の袴を着けた嵯峨浩を乗せた車列は、九段会館まで14キロの道のりをゆっくりと進み、沿道には“皇弟妃”となる彼女のパレードを一目見ようと、人々が押し寄せ日満の小旗が波打ちました―。しかし、満州に渡った彼女を待っていた現実は予想だにしない厳しいものでした……。

221002_1.jpg


221002_2.jpg

杉並区立郷土博物館提供


前回の展覧会で初公開され話題となった書簡、突然の政略結婚への真情を吐露する手紙の数々が展示されています。どれも読みごたえのある内容です。

詳しくは

区制施行90周年記念特別展「杉並激動の昭和戦前史展」(郷土博物館)|杉並区公式ホームページ (city.suginami.tokyo.jp)

会 期
2022年9月17日(金)〜2022年10月30日(日)
会 場
杉並区立郷土博物館
posted by noriko-motooka at 16:59| コラム

2022年09月25日

『ザ・ナイン ナチスと闘った9人の女たち』(河出書房新社) 時事通信社より書評配信しました。

『ザ・ナイン ナチスと闘った9人の女たち』(グウェン・ストラウス著、笹山裕子訳(河出書房新社)を時事通信社より書評配信しました。
9月下旬〜10月上旬 全国地方紙の書評欄をご覧ください。

220925_1.jpg

ナチス占領下のフランスで諜報活動や武器運搬を担うレジスタンス活動に身を投じ、強制収容所に送られた二十代の女性九人が移送中に決死の脱出を試みた。強固な意志に結ばれた友情とユーモアで生還する群像劇さながらのノンフィクションである。
(中略)「わたしはまだこの世に生きた痕跡を残せていない。今諦めたら、何も残らないじゃない」。九人は1945年4月15日、ナチス親衛隊が強いた「死の行進」から逃走し、戦火を潜り抜けて前線を突破する。若き生命力ゆえの快挙だった。(後略)』(配信記事本文より抜粋)

若き彼女たちの決死の脱出行は、史実を追う物書きとしての私への励ましでもありました。
posted by noriko-motooka at 00:00| コラム

2021年01月01日

2021年 新春のご挨拶


210101_1.jpg

ケニア・マサイマラ国立保護区 マラ川を渡る直前のヌーの群れ


 謹んで新春のご挨拶を申し上げます。


 国境を自由に往来し、当たり前のように会いたい人会える日常が、どんなに得難く、眩しい日々であったことか。人のいのちが斯くも儚いものであることを思い知らされる一年でした。遠くの大切な人の平安を願い、全てのいのちに深い敬意を込めて―。
 あなた様にとって新しい年が良い年になりますよう、お祈り申し上げます。今年もよろしくお付き合い下さいませ。
2021年 元旦
posted by noriko-motooka at 00:00| コラム

2020年02月22日

関西学院大学博物館 平常展
「プチ再現・愛新覚羅家の人びと
ー相依為命(あいよっていのちをなす)ー」
3月21日(土)まで

母校関西学院大学の博物館は、学院創立125周年を記念して同学のシンボルとも言うべき時計台(旧図書館)を改装して開館されました。今年で5年目を迎えます。

今回開催の特集陳列では、開館以来もっとも来館者の多かった2015年春学期の展覧会「愛新覚羅家の人びと −相依為命−」が一部再現されています。




※関西学院大学博物館の許可を得てHPより転載


詳しくは
http://museum.kwansei.ac.jp/exhibition/exhibition02/


美しいキャンパスを散策がてら、ぜひお立ち寄りくださいませ。

会 期
2020年1月6日(月)〜2020年3月21日(土)

会 場
関西学院大学博物館(時計台2階展示室)

休館日
日曜日・祝日、2月1日(土)〜7日(金)

入館料
無料
posted by noriko-motooka at 16:00| コラム

2019年11月02日

2019年11月2日
『マイ・ストーリー』(ミシェル・オバマ著・集英社)
時事通信社より書評配信

『マイ・ストーリー』(ミシェル・オバマ著 長尾莉紗 新発田さとみ訳 集英社)の書評を時事通信社から配信しました。全国地方紙の書評欄をご覧ください。
191102_01.jpg

アフリカ系アメリカ人で初のファーストレディとしてホワイトハウスの住人になったミシェル・オバマの力強いメッセージに満ちた回想録です。世界で1000万部を突破したのは、人種や性の壁を乗り越え、キャリアを積み、妻として、二児の母として懸命に生きる姿が支持されたからでしょう。
 
米国南部のプランテーションの奴隷労働者を祖先に持つ彼女はシカゴの貧しい地区で育った。ブルーカラーの労働者の父と専業主婦の母からたっぷりと愛情を注がれ、努力と才能でプリンストン大学、ハーバード大学法科大学院へと進み、勤め先の弁護士事務所でインターンとして現れたバラク・オバマと結ばれます。
読書家で高い理想を追い求める楽観主義者のオバマの魅力的な実像が語られ、ホワイトハウスという特別な住居を伝える臨場感あるリポートとしても興味深い内容です。

「自分が心から信じ、心から感じることだけを口にする」と語るミシェルは党大会でヒラリー・クリントンへの応援演説を行います。
「私が訴えたかったもの、それは尊厳だった。私たちは国として、それを手放してはならない。それは何世代にもわたって我が家を支えてきた中核である。私たち家族はいつだって、尊厳によるあらゆることを乗越えてきた。尊厳とは常に選択だ。そして、その選択は必ずしも簡単ではない。けれど私が尊敬する人々は、人生の中で日々繰り返し、その選択を続けてきた。」(本書より)
 
『回顧録は成功物語で終わらない。移民や有色人種を敵対視する言動がこともあろうか大統領から発信され、米国ばかりか世界の分断が深刻の度を増すなか、逆境を跳ね返し成長しようという「BECOMING」(原題)の精神をしっかりと受け止めたい。』(配信記事本文より抜粋)
posted by noriko-motooka at 10:51| コラム

2019年01月26日

1月31日(木)東京中央ロータリークラブ
2月5日(火)調布市市民会館
大河朗読講演『流転の子 最後の皇女・愛新覚羅嫮生』開催

1月と2月に大河朗読講演『流転の子 最後の皇女・愛新覚羅嫮生』開催します。
講演終了後にはサイン会を行います。サイン会にご参加頂いた皆様にもれなく愛新覚羅家ゆかりの「絆の朝顔の種」を著者よりプレゼントさせて頂きます。

■東京中央ロータリークラブ第1519回例会
1月31日(木)12時30分より、帝国ホテル(光の間)において卓話をさせて頂きます。参加は当会員のみとなっております。ロータリアンの皆様のご参加をお待ちしております。
詳しくはこちら
http://www.tokyochuo-rotary.org/

■2月5日(火) 午後2時~4時(開場1時30分)より
調布市文化会館たづくり8階映像シアターで、大河朗読講演『流転の子 最後の皇女・愛新覚羅嫮生』開催します。
190127_1.jpg
参加人数:当日先着100名(無料)です。
190127_2.jpg
※クリックで詳細が開きます

講演終了後のサイン会では、愛新覚羅家ゆかりの「絆の朝顔の種」を著者よりプレゼントさせて頂きます。
寒さ厳しい時期ですが、会場でお待ちしています。

●「樟まつりについての詳しくはこちら」
https://www.lib.city.chofu.tokyo.jp/contents?5&pid=3738
■会場
調布市文化会館たづくり8階映像シアター
最寄駅 京王線調布駅から徒歩4分 

●お問い合わせ
〒182-0026 東京都調布市小島町2-33-1 
調布市立図書館 読書推進室(たづくり10F)
042-441-6328
posted by noriko-motooka at 17:40| コラム