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ナチス占領下のフランスで諜報活動や武器運搬を担うレジスタンス活動に身を投じ、強制収容所に送られた二十代の女性九人が移送中に決死の脱出を試みた。強固な意志に結ばれた友情とユーモアで生還する群像劇さながらのノンフィクションである。
(中略)「わたしはまだこの世に生きた痕跡を残せていない。今諦めたら、何も残らないじゃない」。九人は1945年4月15日、ナチス親衛隊が強いた「死の行進」から逃走し、戦火を潜り抜けて前線を突破する。若き生命力ゆえの快挙だった。(後略)』(配信記事本文より抜粋)
若き彼女たちの決死の脱出行は、史実を追う物書きとしての私への励ましでもありました。