
健康長寿の医科学的な情報、長い夫婦の時代を健康に生きるためには壮年期に同じ夫婦でももう一度新たな関係を結び直す「転婚」が必要なこと。夫をうまく育てる「育爺」についても楽しく語られています。
神戸新聞電子版とYahooニュースでもご覧いただけます。
http://www.kobe-np.co.jp/news/bunka/201604/0008971129.shtml
神戸新聞NEXT
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160410-00000001-kobenext-hlth
拙著で紹介した木工芸家で地元兵庫県姫路市在住の山名繁(95)千代栄(92)夫妻も登場されています。繁さんは今も老眼鏡なしで、視力は若者と変わりません。この仕事をするようになって、ますますよくなっていると言います。
朝6時に目が覚めると、30分間、10本の指を曲げては伸ばす「グーパー運動」と足の曲げ伸ばしを繰り返す。風呂上りには足の筋肉を延ばすストレッチ、海軍徴兵時代に覚えた柔軟体操も怠らない。趣味は山歩き、週末は森林浴のため2、3時間歩いて、「気」を充実させる。タバコは60歳でやめ、酒はほとんど飲みません。
妻の千代栄さんは28本の歯すべてが健康で、夫に負けず元気です。手先が器用で、針一本で着物を縫い上げ、棒針でセーターから靴下、手袋、レッグウォーマーまで何でもお手製。料理好きで、食生活は豊かです。
2人とも大の牛肉好きで、ほぼ毎日食べ、サバやイワシなど血液サラサラ効果のある青魚が好物。毎日、ごまめ(いりこ)を甘辛く味付ける「田作り」をこしらえ、小芋などの煮物や大豆の昆布煮などと共に毎食欠かさず食ています。
「食」「生きがい」「運動」、そして互いを尊敬しいたわる夫婦の関係、ストレスのない生活が健康長寿の大きな要素ですね。